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最新の活動報告のページです。写真付きでお楽しみください!
2002年1月から12月までの隊員の主な活動状況
ルインバ村周辺地域におけるグループ別ワークショッププロジェクト
「Have you found your STYLE ?」
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背景 |
次なるより大きなプロジェクトを村人自身の手で運営する為の事前トレーニング
2002年3月から5月までの3ヶ月間、ワークショッププロジェクトを任地ルインバ村と隣村ムラリカ村にて開催した。各ジェンダーの発言権の尊重の為に成人男性、成人女性、青少年の3グループに分け、それぞれのグループの開発意識向上、収入向上、性感染症の予防、村落実態調査を兼ねた。ここから次なるより大きなプロジェクトの指針を探り、村人自身(ICAオフィサーたちも含む)の手で次プロジェクトの運営を任せられるようにする為の事前トレーニングに主眼を置いた。今回の修了証書授与者は今後のプロジェクトの担い手として登録させていただく。村への安易なプロジェクト投入は、村人の協調性、開発意識の不足により、隊員の滞在期間はうまく進んでも、その後なし崩しになるケースがあり、それをどうしても避けたかった。とかく自信の不足がちな村人たちのそれぞれの持ち味を引き出し、自信を持っていただく為に「Have you found your STYLE ?」と名付けたところキャッチフレーズも好評であった。
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準備 |
2002年の2月に入り、別添の「Special Work Shop Program」(添付資料)をヘッドマンを始め、政府関係者、各学校、ルインバ村近隣の主要な人々に配った。英文履歴書を添付したもので、私の持っているスキルとフィールドを正しく理解してもらい、参加意欲をかり立てた。毎週のように行われる各地域でのヘッドマンミーティングに参加し、宣伝した。また、近隣地域にも広告ポスターを貼った。ポスターの広告添付は村ではあまり効果が薄い。毎回、前日にはメガフォンで人に呼びかけた。さまざまな広告の仕方があるが、一番効果的なのは各キリスト教教会にレターを書き、土日のミサで宣伝してもらうことである。キリスト教教会とのタイアップは他のプロジェクトでも効果絶大である。とにかく口コミの社会なのだ。ワークショップ内容は配属先と政府のソーシャルワーカーとの三者の合意の下、基本的に私がプログラムした。
参加型ワークショップの様子
男性グループワークショップを終えての感想
女性グループと比べ、時間が取れる人が少なく参加人数が4分の1であった。しかし定期的に来る方は村で店を持っていたり、遠方から何時間もかけて歩いて来られたり、と大変熱心であった。だが女性グループよりは一体感が少なく反応も少なく、おとなしかった。
以下、ザンビアでの開発活動において重要と思われる点を記しておく。
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@「嫉妬」について 「村の問題点」の考察で度々、「Jealousy(嫉妬)」が共同作業を妨げる最大の要因だ、という意見が多かった。たとえば共同体でプロジェクトを行う場合、だれがリーダーになるか、お金を管理するかでちょっとした権謀術数が渦巻くことがある。ワークショップでも「共同体の中で相手を誉めあおう」と言ったところ、「人を誉めると、誉められなかった人から嫉妬されるのが怖い」といった意見も出た。今回のように私(外国人)がリーダーシップを取っている場合は問題が出ない。しかし今回私と一緒にファシリテーターをした村のザンビア人ソーシャルワーカーに対しての、少数の村人の「嫉妬」からくる負の感情はいくつかの場面で見受けられた。外国人や援助団体が主導でプロジェクトをすすめてくれたほうが嫉妬が村に渦巻かなくてすむ、と村人は考えていると考察される。しかしそれでは参加型に完全にはなりえず、持続的なものでもない。嫉妬に関して私は、「嫉妬心は罪(キリスト教でいうところの)ではなく、ひとつの感情にすぎない。嫉妬心を持ってしまうことを恥ずかしく思う必要はなく、逆に相手に仕事で勝ってやろう、とか勉強で勝ってやろうというように向上心のエネルギーとして使うことが出来るのではないか」と話してみた。 |
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A伝統工芸、伝統文化の産業可能性について インドやアジア諸国は伝統工芸、伝統文化をうまく産業化していると思う。インドで言えば古来から続く占星術やアーユル・ヴェーダなどの健康法などが先進国でももてはやされている。私自身伝統産業の確立に労を傾け、いくつかの場面でこの例を話してみたが、村人の反応は芳しくなかった。村人は「伝統文化=ウイッチクラフトなどの負のイメージ」として捉えている感が少なからずあり、恥ずべきもの、隠すべきもの(タブー)になっているように見受けられる。したがって、これを前面に押し出す産業の確立はアジアと違い、少なくともビレッジから興すことは難しいのではないかと考察される。 |
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B 競争概念、オウナー・シップ概念について この二つの希薄性が資本主義的な開発を妨げていると考えられる。しかしこれらを村に持ち込み生活スタイルを乱すことも考えものであり、伝統的な価値観といかにシンクロさせて「豊かさ」をもたらすかはなお熟考の余地がある。 |
全グループを通してのワークショッププロジェクトの総括
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オーガナイズ上の問題点 |
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全体を通して、村でワークショップを開く時の問題点を挙げてみる。 @ 時間 これに関しては如何ともしがたい。村人のほとんどが時計を持っていなし、まさに日時計だけがたよりである。ある程度の人数がまとまってくるのは開始予定時刻の1時間後から1時間半経ってからというところか。開始はいつもその時間になってしまう。それでも定時にピタッとやってくる方もいるのでそのような方達には申し訳ないといつも思う。ゆえに1日に3時間ほどのワークショップは1回が限度である。午前と午後にわけて行ったこともあるが、大幅にタイムマネージメントがずれてしまうのである。ちなみに開催時刻は昼食後の2時からが良い。午前中は農作業に忙しいのである。 A 視覚教材の使用が難しい 今回、何回かビデオをつかったが、テレビはクリニックオフィサーのもので、ビデオは私のデジタルビデオとJICA事務所からお借りしたビデオデッキを併用した。効果は非常にあるのだが、電気が無い状況から定期使用は現実的ではない。絵による効果もあるのだが、準備に時間がかかりすぎてしまうのが難点である。 B スケジュール 今回は週に平均3本のワークショップを3ヶ月間に渡り行なったのだが、想像以上にタイトであった。本来はムラリカ村でのワークショップも同時に進めたかったのだがビレッジでの準備、資料集めの困難さ、街とは違い暮らしのタフさを考えるとこれが限界かもしれない。忙しく食事がまともに採れない日が何日か続き、私もワークショップが始まり1ヵ月して高熱で寝込んでしまった。無理しすぎたと反省することしきりである。 C 純粋な見返りなしのワークショップ開催の難しさ 今回のワークショップは基本的に内容の伝達と修了証書以外の見返りはないという前提で開いたものである。(今後の私の任地での活動に生かされるが、私は莫大なプロジェクト費を動かせる身分ではない)しかし私の任地も含め周辺地域でのほとんどの援助団体のワークショップはワークショップ後のプロジェクト投入と資金援助を前提として開かれる。村人もそのつもりで参加する。ゆえに今回のような純粋なワークショップにこれだけ多くの人が来てくれたと言うのは私自身驚嘆を禁じえない。これはルインバ村という奥地のまだ援助慣れしていない地域だから出来ることである。事実、他の村落開発普及隊員から「信じられない、羨ましい」という声が多数聞かれた。街に近く援助供給過多の地域では「お金も何も出ない」となれば「時間の無駄」と判断されてしまう。特に男性グループはシビアである。ゆえに今回は村人に感謝することしきりである。 |
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今後のワークショッププロジェクトの展望 |
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今回でワークショップが一つのパッケージとしてある程度出来上がった感がある。私自身、日本などで仕事柄、色々な種類のワークショップに参加してきて、ワークショップの持つ有効性を高く評価しているので、今後残された隊員期間の軸として続けていきたい。すでに4つの村から開いて欲しいというオファーが来ている。配属先への技術移転としてもパッケージの伝達を完了したい。ポイントとしてはこのまま3つのジェンダーグループに同時進行するか、一つのジェンダーグループにターゲットを絞るかである。私は一番反応と需要の大きい女性グループに絞ろうと考えている。今後も内容を熟成していき、どの国のどの地域でも通用するようなワークショップの確立が目標である。これからも諸先輩がたのご指導を仰ぎたい。修了証書授与者は今後のプロジェクトの担い手として登録された。 |
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| アフリカは飼いならせない動物の宝庫 家畜化ができず、集約的農業には向かなかった |
今後の寄付物品の分配方法(僻地の村により有効な新しい経済的流れを作るために)
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何度かの寄付物品の分配、販売経験を経て現在、以下のような構想がある。
@村のクーポン券を発行する クーポン券はポイントにより私の店にある寄付物品と交換できる。 Aクーポン券はお金のように流通する 流通方法は他の人に親切をしたり、感動することをしたりした人に、された側が善意であげる、というシステム。 クーポン券発行の理由 ルインバは街から遠い。市場を街に求めた場合、トランスポーテイションの問題を含め、現金が有効に流れてこない。実質ほとんどの農民は世の経済システムから隔絶された生活を営んでいる。トランスポーテイションのあるものだけが、富む。公平にこの自給自足生活を少しでも補助するために新しいクーポン制度を作り、流通させて、寄付物品を購入できるようにする。寄付物品はホームページのある限り持続的に村に入ってくる。 ミクロ的効果 ・街から入って来にくい現金の流通に(寄付物品の購入に関しては)頼らなくて済む。 ・他者への善意、モラルがクーポンの流通を促すので、共同体の活性化につながる。 ・平等な分配 マクロ的効果(長期予測) ・街への人口流出を抑える可能性。 ・資本主義経済の難点を補完するシステムになりうる。 ・現行通貨クワチャと交換される可能性。 ・それと同時に寄付物品以外のものと交換されていく可能性。 ・新しい価値観の創造 以上、疑問点は多々あるが、村落開発のアイディアとしてかなりピンと来る部分があるので細々と始めていくつもりである。資本主義経済の難点の補完は途上国開発のなかでも最重要事項であるはず。 (同時にもっともマクロな話であるが) |
豚の小屋
A日本とザンビア間での交流
ホームページでの募集によりICAルインバ村と以下の団体との交流がスタートした。
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学校との交流 学校の生徒同士の文通交流と孤児、学校へいけない子供達への寄付、またICAザンビアの村での活動のビデオ等を総合学習の教材として使っていただいている。 キリスト教教会との交流 @ 横浜カトリック山手教会 A 武蔵野福音自由教会 教会会員同士の文通交流と孤児、学校へいけない子供達へ寄付、またICAザンビアの村での活動のビデオを教会学校の視聴覚教材として使っていただいている。 各種団体との交流 @ Touch the World プロジェクト 講演活動でICAザンビアと村の紹介をビデオにて行って頂き、孤児のペンフレンドの募集もしていただいている。9月に3名がルインバ村に訪問予定。 A リラクゼーションルーム「なにろあ」 寄付支援と宣伝活動をしていただいている。
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A 孤児ならびに学校にいけない子供達の支援
村の孤児と学校にいけない子供達のリストを各教会に頼み調べ上げた。今後、ホームページプロジェクトの支援対象はおもに彼らになる。
その他
B 旅行者滞在の受け入れ
ホームページを観た方で2名がわざわざルインバ村までやってきてくれた。
今後も数件の訪問の予約が入っている。
C 月刊「アフリカ」からホームページを通して依頼され寄稿する
ホームページ・プロジェクトの今後の展望
早急に英語版を作ることが必要である。同時に首都ルサカオフィスのオフィサーたちへのレクチャーも不可欠である。
HIV/マラリア劇団の活動
HIVエイズの啓蒙活動のため劇団が組織された。私も日本で劇団に所属していたことがあり、活動に携わってきた。ザンビア人のアクティングレベルは非常に高く、村人にも大人気である。
・エイズ啓蒙の劇活動
3月にHIVエイズ・キャンペーンをワークショップの一つとして啓蒙の劇活動があり、この模様をビデオにおさめ、来られなかった方にも村のクリニックで放映した。またフットボールのエイズ・キャンペーン特別マッチも行った。
・マラリア・デイの劇活動
4月のアフリカ・マラリア・デイの日にワークショップの一貫としてマラリア啓蒙の劇活動があった。またフットボールのマラリア・キャンペーン特別マッチも行った。
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